Quest for quality life through traveling around the world.
旅する休職中サラリーマン。編集ひとりとぽっち
HITORI GOTO
2015.12.1

僕らが旅に出る理由

編集ひとり

こんにちは。編集ひとりです。
Webマガジン『MeLike』を2015年9月1日よりスタート、無我夢中で手探りでやってまいりましたが、気づいたらもう早3ヶ月!
今更ながらなのですが改めて立ち上げに至ったいきさつや、これからの思いを自分なりにきちんと綴っておこうと思いまして。
『MeLike』への思いや、旅の先々で感じたことをしたためる“ひとりゴト(HITORI GOTO)”というタグを設けることにしました。

第一回目は、私、編集ひとりが“旅に出た理由”です。
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オーバー40で1年という長期の旅に出るって、さぞかし旅好きかと思われるかもしれませんが、旅がしたくて始めたわけでありません。
友人、特にアウトドア好きからは、車で旅することや車中泊の魅力とかを語られ、めっちゃうらやましがられますが(笑)。
私は嫌いではないけど、そんなに旅慣れてるほうではなくて。
いつもの枕でフカフカのベッドで寝たいし、お風呂は湯船につかるのが大好きだし(笑)。

そんな旅慣れない、一途にこつこつ働いてきたサラリーマンが、オーバー40にして、なぜ、わざわざ休職までして旅に出ることにしたのか?
二十数年来、住み慣れ親しんだ東京を離れる決断をしたのか?

栃木県宇都宮という地方都市生まれの私にとって、東京は憧れの地。十代で上京して以来、東京的カルチャーに魅了され、東京のライフスタイルに、ずっと価値を感じてきました。
初めて行った都内CDショップの音源の数、ジャンルの豊富さにめっちゃ感動したのを今でも覚えています。ちょうど上京した年はJ-WAVEが開局した頃で、上質な音楽が四六時中聴ける東京の環境に、それだけで至福を感じたものでした。世界中の都市に勝るとも劣らない最新の情報が溢れ、流行の最先端が常にある場所。東京の今を追いかけ、東京に生きることが、豊かな暮らしの証と信じてきました。
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その価値観が、四十路の大台に乗り、大きく変わってきました。
今までワクワク、ドキドキしてきた“東京”に夢中になれなくなってきたのです。
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例えば、おしゃれピーポーがひしめく海外有名建築家がデザインした最新ホテル最上階フロアで有名DJがプレイするシークレットイベントで朝方まで飲み踊り明かす…なんてことにテンションが上がらなくなってしまったのです。
生活の本質的なことを大切にすることに価値を見出すように変わっていったというか。

その一因として、東日本大震災の影響も否めないかもしれません。丁度、私が40歳を迎えた年、2011年の大事件。
震災による一連の出来事を通して、ず~っと何となく気にはしながらも目を背けていたことを正面からつきつけられたというか。世の中の数々の矛盾に向き合わされることになったというか。

幸せに感じること、素敵に思うこと、イケテルと感じること かっこいいと思うこと…自身の価値観がオーバー40を期に、というわけでもないのでしょうが、大きく変わってしまって。

そうしたら、生きる術を身につけ実践している人、農家や漁師の方、林業に携わっている方、大工さん、そんな方々の生き方にすごく魅力を感じ、尊敬の念をいだくようになって。
しかし、じゃあ都会の生活を捨てて、一次産業に従事する生き方に身を投じればよいかといえば、それは違う気がして。
それはそれで、今まで、都会で身につけてきたスキルや価値観を全て否定してしまう。つまりは今の自分を否定することになってしまうと思ったからです。

これまでの価値観が揺らぐ中、生活の本質というか、生き方の本質、生きる上で何が一番大切なのかを改めて考え、一体何が幸せな生き方なのかを思い悩むようになりました。

そんな中、様々な第一線で活躍している方々が東京から地方に移住(もしくは二拠点居住、多拠点居住)して面白い取り組をしているニュースを多々、見受けるようになりました。
以前“都落ち”と言われたようなネガティブなイメージではなく、むしろイケてる、前向きなスタイル。
都心のスキルと地方のニーズをうまくマッチングする作業は正にクリエイティブ。
単に利益を上げる目的だけではなく、社会的な課題を解決する役目を果たし、地域創生のニーズにも応えることにもなる。

これだ!見失っていた希望に、一筋の光が差しました。

都会のマインド、スキルを活かして地方で活躍している人達に会って、これからの豊かな暮らし方のヒントを教えてもらおう!

そう思ったら居ても立ってもいられなくなってしまって!
good bye tokyo
たまたま、うちの会社はクリエイティブ休暇という長期休暇を取れる制度がありまして。私のような人間を採用してくださるくらいですから本当に懐の深い素晴らしい会社です。一年間(最長二年間!)個人的に自由な取り組みが出来て創造性を育み復職後の業務に活かしていくという制度。この制度を利用しない手はないと。
そして、せっかくの機会をいただくからには自分一人で見聞きするだけではもったいない。各地で得た豊かな暮らし方の情報を多くの人とシェアしたい。ということでWebサイトを立ち上げまして。
gbt mori
こうして、旅慣れない、地方都市出身の何のとりえも無い普通のサラリーマンの私は、“これからの豊かな暮らしを探求する(そして、その情報を、みなさんとシェアする)旅”に出ることを決意したのです。
hitorigoto sub
東京のライフスタイルに疑問を抱き、地方を中心とする暮らしに少しでも関心を抱いている方にとって、『MeLike』が取材し発信する情報は、きっと何か響くものがあるはずです。
是非、今後ともチェックしてくださいね!
ということで…。タイトルが、タイトルなので、〆はこの曲をお聴きいただきながら。
安藤裕子さんバージョンでどうぞ~♪

PROFILE
編集ひとり

旅する休職中サラリーマン

編集ひとり

オーバー40にして、自らのワクワクに導かれるまま、長年お世話になっている会社を休職。Webメディアを立ち上げ、これからの豊かな暮らしを探求するため世界中を巡る旅を慣行中。雑誌『BE-PAL』(小学館)のWeb版『BE-PAL.net』(http://www.bepal.net/)にて記事を不定期掲載中。

ぽっち

旅するアシスタント

ぽっち

MeLikeの日本取材旅の最中に編集ひとりのリュックの中に紛れ込む。世界編からアシスタントとして大活躍する予定。一日の大半は寝ていて、鳥のささ身が大好物。