Quest for quality life through traveling around the world.
旅する休職中サラリーマン。編集ひとりとぽっち
MeLike PLACE
2016.10.11

伝統技術×最新テクノロジーが
日本を面白くする!
岐阜県飛騨市のFabCafe Hidaが熱い!

編集ひとり

岐阜県飛騨市古川町のFabCafe Hidaに行ってまいりました。
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元々、MeLikeで東京・森と市庭菅原和利さんを取材した際にインターンとして同行されていた藤田敦子さん(↓写真右)がこちらでお仕事されることになったというお話をお聞きしてFabCafe Hidaを知ったのが訪問のきっかけでした。

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写真左はスタッフの浅岡秀亮さん。

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そもそも“FabCafe”って何?と、気になったこともあり。
 

調べてみると…、
 

“Fab”とは、“Fabrication(ものづくり)”と“Fabulous(愉快な、素晴らしい)”のダブルミーニングが込められていて、大量生産へのアンチテーゼとして、最新のテクノロジーを駆使した次世代の“ものづくり”として世界的に広がるムーブメントで、
FabCafeは、店内にレーザーカッターや3Dプリンターなどが設置されていて、美味し食事や会話を楽しみつつ、Fabの世界に触れることができる、クリエイティブなオープンスペースといったところ。
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現在、世界で6店舗が運営されているのですが、
 

その一つが、ここ飛騨古川の地で展開されているのです。

 

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歴史を感じる町並みが残るこの場所で“Fab”と意外に思われるかもしれませんが。
 

その背景には、飛騨の伝統技術とFabを結びつけることで、新しい時代の価値を創造していこうという思いが込められているのです。
 

株式会社飛騨の森でクマは踊るという会社(飛騨市、株式会社トビムシ株式会社ロフトワークによって設立)が運営するこのスペース。
 

2015年のオープン以前から、数々の建築家やデザイナー、アーティストとのコラボレーションやワークショップを展開してきました。
 

マネージャーである(しかし名刺の肩書きは“女将”!)の森口明子さんにカフェ内をご紹介いただきました。

 

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まずは、この建物なのですが、
 

100年以上の歴史を持つ元酒蔵を、東京芸術大学の中山英之教授の研究チームと地元の建築事務所、田中建築のコラボによってリノベーションされたもの。
 

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単にスタイリッシュなだけではなく、伝統的な技がそこかしこに光ります。
 

例えば、柱は、礎石の上に柱を載せるだけの石場建て。
 

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素材は往年の柱木と新しい木材を、飛騨伝統の組み木作りの技術で組み合わせたものが使われています。
 

店内空間自体が建築作品のようです。

 

カフェ内のテーブルやソファはデザイナーと地元の家具メーカーのコラボ品。
使われない端材を使用して作られていたり。
 

完成途中の箇所をあえて残し、作業の過程が見える“半製品”であったり。
 

ここならではのデザインが光るユニークな家具が並びます。
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こちらのスピーカーは、
建築家・隈研吾氏の作品でサウンドデザイナーとして指名されるなど、多方面で活動を展開するサウンド・クリエイターYosi Horikawa氏デザインと飛騨の家具メーカーのOak Villageとのコラボレーションでできたもの。
 

空間全体から音が聞こえてくるような、とても心地良い響き。

 

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カフェのエントランスに飾られたインスタレーションは、2016年5月末から1ヶ月間近くにわたって開催されたデザインキャンプ『SMART CRAFT STUDIO』で製作された”生花シャンデリア”。

 

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国内外のデザイン・建築・メディアアートなどの分野の教授・学生が参加し、地域の家具メーカーや職人さんとのコラボによって、IoTと飛騨の木工技術を組み合わせた新しいプロダクト“Smart Craft”として創り出されました。
 

IoTの最新技術を駆使しながら、シャンデリアの材として使われている組み木を彫り込んだ古材のアナログ感に伝統工芸のぬくもりを感じます。

 

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店内に展示されている作品だけでなく、アーティストが住み込んで、地元の木工職人の技術とコラボしながら作品を仕上げていくアーティストインレジデンス的な取り組みも行われています。
 

現在、滞在しているアーティストのOrlさんとMayaさん。イスラエルからお子さんと一緒におこしです。

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蔵には、Fab機材として3次元で切削できるCNCルーターと、小型の木工機械がバランス良く揃っています。

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日々、ここから、飛騨の伝統的な木工技術とデザイン・クリエイティビティの融合で新しい作品が生み出されているのです。

 

“IT×アート”的なものが時代の最先端として注目される今、FabCafe Hidaの取り組みは、ある意味、東京のシーンに勝るとも劣らない面白さを誇っています。
 

むしろ東京を越えてるかも!

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国内外問わず、建築やデザイン、アートに興味のある方にはたまらないのではいでしょうか?
 
 

また、アカデミックな取り組みの一方で、滞在しているアーティストさんによるヒップホップダンスワークショップや、古民家の白壁を活用したシネマナイトなんてポップでカジュアルなイベントも多々行われていたりして。
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飛騨の広葉樹で箸を手作りするワークショップは、海外からの旅行者にも人気なのだとか。

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さらに、こういった情報を日々、ホームページやSNSに盛んにアップし発信しています。
 

なんだかとっても刺激的で楽しそう!
 

既に東京を飛び越えて、海外からも注目も集まっています。
 

これまでに、パリ、ロンドン、ニューヨーク、台湾、トロント、イスラエル、そして東京から多くのデザイナーや建築家が訪れ、デザイナーズインレジデンスで滞在し製作を行ってきました。
 

2016年の年末にもイギリスの建築系大学の合宿を予定しています。

 

施設内には宿泊できるスペースもあり、今後、林業宿泊などものづくりや森に関連する体験を伴うプログラムのサービスも展開予定だとか。

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これは、ますます盛り上がっていくこと間違いないでしょう。

 

地域を元気にするだけでなく、新しい時代の価値を創り出す取り組みを日々展開しているFabCafe Hida。
 
 

気になったアナタ、ちょっと“Fabった”り、森や木の価値を再認識できる体験をしに飛騨まで来てみませんか?

Place Date

FabCafe Hida

FabCafe Hida

営業時間

平日11:30~18:30

土日10:00~17:00

【定休日 水曜】

住所

岐阜県飛騨市 古川町弐之町6番17号

電話

0577-57-7686

PROFILE
編集ひとり

旅する休職中サラリーマン

編集ひとり

オーバー40にして、自らのワクワクに導かれるまま、長年お世話になっている会社を休職。Webメディアを立ち上げ、これからの豊かな暮らしを探求するため世界中を巡る旅を慣行中。雑誌『BE-PAL』(小学館)のWeb版『BE-PAL.net』(http://www.bepal.net/)にて記事を不定期掲載中。

ぽっち

旅するアシスタント

ぽっち

MeLikeの日本取材旅の最中に編集ひとりのリュックの中に紛れ込む。世界編からアシスタントとして大活躍する予定。一日の大半は寝ていて、鳥のささ身が大好物。