宮崎県、青島のフジヤマプリンというカレー屋さんへ。
こちらのお店は、先日、お話を伺ったCANVAS編集長の宮原友紀さんに、宮崎の美味しいお店のひとつとしてご紹介いただいきました。
お店を経営されている大槻佑二さん・ひとみさんご夫婦は、2015年に京都から宮崎に移住されてきました。
海のそばの温暖な気候の場所にお店を出したいと、いろんな場所を見て回った結果、ここが気に入って選んだそうです。
その当時、青島は今みたいに盛り上がっておらず、まわりの人は、この場所への出店に否定的だったそう。
しかし、昨年のAOSHIMA BEACH PARKの大成功もあり、
青島神社が目と鼻の先にあって海外のからのお客さんも頻繁に訪れるようになり。
青島亜熱帯植物園や青島ビーチが目の前の国道沿いにお店を構えるフジヤマプリンさんは、青島のアイコン的なお店に。
今年も青島ビーチは、既に大賑わいで、今では開店から席が埋まるほどの大人気。
でも?カレー屋さんなのにプリン?
気になる意外なネーミング。
宮崎の青い空に映える爽やかな白の外観。
落ち着きのあるスタイリッシュなインテリア。
何はさておき、とにかく“カレーが美味しい”のです。
今回は、季節の宮崎野菜がメインにトッピングされた揚げ野菜のカレー(サラダ・ピクルス・ドリンク付き)¥1,000をいただきました。
地方は都心に比べて新鮮で豊かな食材に恵まれ、特に九州は美味しい食べ物が充実しています。
しかし、ことカレーに関しては、競争が激しい故か、東京のカレーの美味しさに勝る味になかなか出会えたことがありません。
勤務地がカレー人気店がしのぎを削る神保町で、少なくとも週1で美味いカレーを食べていたこともあり、そんじょそこらのカレーではなかなか満足いかない私。
しかし、フジヤマプリンさんのカレーは、Localunchで取り上げずにはいられない極上の美味しさ!
欧州カレーをベースにしているのですが、よくあるオイリーな重すぎる欧州カレーとは全く異なる味わい。
コクはあるのに、ほどよくさっぱり、そしてクセになる甘み。
隠し味に果実を加えているそうですが、さらに宮崎の太陽をいっぱいに浴びた野菜の自然の甘みがあふれ出ています。
この甘みが、徐々に心地良い辛さとなって五臓六腑に染み渡る。
見た目、ボリューミーですが、美味しくてあっと言う間に食べれちゃいます。
女性のお客さんも多いそうですが、みなさんペロリと完食してしまうそうです。
今まで、欧風カレーは、神保町の某欧風カレーが私の心のベスト1だったのですが、フジヤマプリンさんがその座を奪い急上昇ランクインです!
大槻さん曰く、なるべく雑味のないテーストを目指して出来上がった味なのだとか。
おばあさまが京都の西京極の喫茶店で出していたカレーの味を引き継いでいるのだそうです。
流行に左右されず、ずっと変らないシンプルで永く愛される味とお店づくりを心がけていきたい。
そんな思いを象徴するかのように、おばあさまが仕込みの際に使っていた木ベラが店頭に飾られています。
単なるおしゃれで人気のお店ではない。
地元の方や、ファンの方に求められるカレー作りに真摯に取り組まれいている大槻さんご夫婦。
宮崎県、青島の盛り上がりが、単なる流行ではなく、“これから”につながっていく本質的なものであることを、フジヤマプリンさんの懐かしくもOne&Onlyなカレーの味が物語っているような気がします。
あ、美味しいカレーの話に夢中になってしまいましたが、
食後のプリンも是非お忘れなく。
試行錯誤を重ねて作られた卵をつかわない、すっきりした味わいのプリン。
私はランチとセットで+¥250の沖縄黒糖プリン(他に京都産抹茶味、カフェラテ味、チョコミルク味もあります)をいただきました。
カレーの後の火照った食道を潤す優しい甘さ。
カレーとベストマッチングなんです。
普段はスイーツを食べない方も是非、トライすることをお薦めします。
宮崎に住んでいたら、少なくとも週1で食べに行きたくなる、そんな美味しいカレー&プリンです。
営業時間 | 11:00~18:00 【定休日】月曜 +不定休 |
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住所 | 宮崎県宮崎市青島2-11-1 |
電話 | 070-5502-5670 |
オーバー40にして、自らのワクワクに導かれるまま、長年お世話になっている会社を休職。Webメディアを立ち上げ、これからの豊かな暮らしを探求するため世界中を巡る旅を慣行中。雑誌『BE-PAL』(小学館)のWeb版『BE-PAL.net』(http://www.bepal.net/)にて記事を不定期掲載中。
MeLikeの日本取材旅の最中に編集ひとりのリュックの中に紛れ込む。世界編からアシスタントとして大活躍する予定。一日の大半は寝ていて、鳥のささ身が大好物。