
Interview
日本の素晴らしさを
多くの人に楽しんでもらいたい!
メルボルンで大人気の注目店
善太さん(以下、「」内コメント)「MeLikeの企画書を送ってもらった時に、僕たちのことを言ってるのかな?と思っていましたよ(笑)。だからMeLikeのコンセプトにはとても共感します。」
ありがとうございます!お会い出来て光栄です。
まずお店の事についてお聞ききしたいのですが。最初から日本の物を売ろうとお考えだったんですか?
「そうですね。“日本の物を売りたい”というか、生活を豊かにする物を売りたいという気持ちが強く、その中に“日本の良いものを見せたい”というのがありましたね。
1990年代、日本のプロダクトがすごいというのはメルボルンの人達にも浸透していたんですけど、実際どこまで、どうすごいかは、まだ今一歩理解されてなくて。
以前からオーストラリアにも日本のモノを売ってる場所は結構あったんですけど、大正ロマン的だったり、古い昭和の物だったり、例えば着物とか(笑)。ちょっとコテコテというか。
僕たちが発信したいのは、今の日本のプロダクトの魅力だし。コンテポラリーでありながら日本の美がつまっているもの。
それから、中国の物がすごく入って来たんですよね。
クオリティよりも大量生産で安価に大量消費という流れに僕はあまり共感出来なくて…。
そういったマーケットに対して、うちは“ひとつあるだけで日々の暮らしが豊かになる本当にいいもの”を扱いたいなと。
そういうアイテムに囲まれて過ごせば毎日が楽しくなるんじゃないのっていうのが『CIBI』のコンセプトで。
そういった素晴らしい日本のプロダクトを、ここメルボルンで紹介したい。そしてお店を軸に面白い事を展開していきたいっていうイメージはあったんですよね。」
↑広々と高い天井にディスプレイされた手ぬぐい。
↑店内に並ぶ日本の食器たち。
近年、雑誌『kinfolk』などに代表されるライフスタイル系メディアが発信する、良いものを長く大切に使う丁寧な暮らし方を志向する傾向が日本でも顕著になってきていますが、メルボルンの人たちもそういうライフスタイル求める傾向にあるんでしょうか?
「そういう人は多いですね。
あとメルボルンの人たちは生活に密着してますよね。
家で家族とご飯を食べますし。ホームパーティも頻繁で、家族や友達と過ごす時間を大切にする。それがメルボルンのライフスタイルの豊かなとこなんですけどね。
だからライフスタイル全般を提案するお店を作りたかったんですよね。
さらに言うと、その人たちが豊かな暮らしのアイディアを得ることが出来る空間。楽しむことが出来る空間を作りたかったんですよね。」
↑『CIBI』のカフェスペース。
カフェとショップスペースが併設されていてライフスタイル全般を扱う『CIBI』のようなお店ってオーストラリアでは珍しかったんですか?
「洋服屋や雑貨屋にちょっとしたカフェがついてるとか、本屋の中にカフェというのはあったりしたんですけど。
『CIBI』のように、これだけ半々でっていうのはなくて。
8、9年前、出店にあたって店のコンセプトを説明しても分かってもらえなかったんですよ。僕の友達も理解できてない。“ふーん?”みたいな(笑)。
そんな中で、こんなローカルな場所にポッとうちみたいな空間が出来て。
オープン当初はもっとシンプルなギャラリーのような感じで取り扱う商品の数も少なくて。
僕らのスタイルに“何なんだろう?”みたいな反応だったのですが、
そこで各品の魅力や素晴らしさを説明するのも僕の仕事で。手に取ってもらって説明すると関心を持ってもらえる。
ストレートに“かっこいい”、“きれい”って喜んでくれる人も増えてきて。
アイテム数も増えていきました。」
取り扱うアイテムはどのようにして決めていったんですか?
「全くのゼロから、自分達の気に入ったメーカーさんに直接連絡しました。
まだどうなるかわからないのに、よく信用してくれましたよね。
でも、もう僕たちのパッションは変わらなかったですから。白山陶器さんにしても、松徳硝子さんにしても、問い合わせた時から僕たちのパッションが伝わったのかもしれないですね。
熱意というか、やりたい事をその時からわかっていただけていたのだと思います。
単なる商売じゃないってところがありまして。
本物を伝えたい、紹介したいっていう気持ちがまずあって。
扱わさせていただいてるメーカーさんは全て生活を楽しませてくれる長く愛用出来る製品を常にクリエイトされている。
使っていて嬉しくさせてくれるんですよね。洗練されてますし、いい気分にさせてくれる。それって毎日の生活にとても大切な要素だと思います。
そんな日々の一時一時を喜びに変えてくれるような商品をセレクトしています。
メーカーさんたちとは、これまで築き上げてきた信頼関係の下、エキシビジョンやイベントなどを行ったり、コラボレーションをしたり、オープン以来ずっと良い関係性を持続しています。」
↑『CIBI』で取り扱われているこだわりぬかれた和の商品。
『CIBI』のこだわりぬかれた商品にもそうですが、『MINA・NO・IE』の食事も感動しました。あんなに美味しい日本の食材を使った料理がカジュアルにメルボルンで食べられるなんて。
「すべて妻の恵美がレシピを作っています。」
↑『MINA・NO・IE』の外観。ランチタイムは表で順番を待つお客さんの列が。
↑『MINA・NO・IE』のオープンキッチン。
↑満席の大人気!『MINA・NO・IE』の店内。
味もそうですけど器も素敵で。品と趣のある器でランチをいただくのは海外では久しぶりでしたので。
「あの器も考えたんですよ。
今までのメルボルンにない食の提案、楽しみ方の提案をしたいと思いオリジナルの器を作りました。
日本で修行されたメルボルンのアーティストとコラボレーションし素敵な器が生まれました。」
『CIBI』を出店されるまでの経緯を教えていただけますか。
「16歳の時に父の転勤でオーストラリアのアデレードに来て地元の学校に通って、
そのままアデレード大学に進みました。僕は建築学科だったのですが、ワイン学科の妻と出会って。オーストラリアにはワインの専門学科があって、メイキングだけでなくマーケティングなども学べるんです。
そこでグランジファッションやビールのカルチャー、移民の国だけあって様々なホスピタリティの精神など、オーストラリアの文化にどんどん興味を持っていきました。
建築を勉強していたのでデザインに関しても大好きで、デザイン関係の仕事につけたらとも思ってました。
カフェ文化も好きだったので大学時代は常に飲食店でアルバイトしてましたし。
その後、ドイツのシュトゥットガルトという所にある建築大学に1年半ほど留学しました。
そこではまたオーストラリアにはない経験をして。
何事も深い答えを出そうと意見を出し合い話し込むのが当たり前で、自分の考え方、生き方、物事の捉え方全てに自分の意見を求められる日々でした。
パーテイーであろうと友達とのディナーでも大学でのプロジェクトでも全て語り合って意見を言い合って答えを出し合い、個々の知識を増やしていこうとする姿勢があって。
それは、文化から来るものなのか、歴史から来るのか、教育から来るものかわかりませんが、日本でもオーストラリアでもあまり経験できない感覚でとても刺激的で感銘を受けました。
物事に対する考え方、アイディアの出し方、仕事やプロジェクトへの取り組み方などここで鍛えられたのかもしれません。
留学を経て卒業後、アデレードの小さな建築事務所に就職したんですけど、その後、結婚して、日本に戻り東京で働くことにしました。」
それはいつぐらい?
「2002年ですね。日本の大手ゼネコンでサラリーマン勤めをしていたんですが…。
東京の生活がめまぐるしかった。これはちょっと違うなと。
今まで経験してきた事と別世界というか。」
東京はどんなところが違うなと思いました?
「東京は、すごい都市ですよね。でも大都市すぎて埋もれてしまうというか。
東京に来ている外国人の友達ともよく話していたんですけど、東京は何でもあって便利なんだけど、気づくと何も得られてないというか。
生きている充実感があまりなかったんです、当時は。
いくら良い仕事に就けて、良いところに住めたとしても、実際のところどうなんだろうと。
自分の居場所が作りにくかったです。」
大手ゼネコンって人から見たらとても羨ましい憧れの職ですよね?
「ええ、そういった仕事に就くのもそんな簡単なことではないし。
一流の会社での仕事は全く初の経験でした。
当たり前かもしれませんが月曜日から金曜日まで深夜遅くまで働いて。
その時、僕は横浜に住んでたんですよ。
仕事は浜松町で。朝の7時に出勤して1時間半かけて通勤していました。」
こっち(オーストラリア)は仕事終わるの早いですもんね?
「終わるのは早いですし、やはり人間らしさというかバランスがある。
仕事に一生懸命従事しつつも、そのうち、自分の存在を表現するためにはどうすればいいんだろうと考えるようになりましたね。
いつか、お店を出せたらいいなという夢は大学時代からあったんですよね。
それが2004年ですね。将来に夢を描く28歳ですよ。
さあどうするんだと思った時に2人でやれる事をやろうと。スモールビジネスですよね。」
それでオーストラリアへ?
「いえ。会社を辞めて二人で122日間のヨーロッパ旅行へ出かけました。」
その時は、まだ何をするか決めてなかったんですか?
「その時、無職です。次のあても全く決まってない状態。
でも次のステージじゃないですけど、何かを作り上げるんだって思ってしまって(笑)。
何となく、ここのタイミングだよねって。」
どんな旅だったんですか?
「ヨーロッパ中の友達の知り合いを紹介してもらって。
“じゃあ会おう”みたいなノリで各国を巡っていくことが出来ました。
お金が無くて1日1万円で過ごす予定だったので家に泊めてもらったり。
留学先だったドイツの旧友と再会もできて。
昔の友達にしろ、新たに知り会った方にしても、語り合って色んな事をシェア出来たのは大きかったですよね。
その経験からも人とのつながりがあればどこでも楽しいんだろうなって。
そういうことがサクッと出来ちゃう雰囲気と人のノリがヨーロッパの都市の良い所ですよね。
東京だと事前にアポイント取って予定入れて会う日をきちんと決めないといけない雰囲気がありますからね。また住環境も違いますが。
毎日色んなカフェ、レストラン、バー、図書館、ギャラリーなどを歩きまわりました。」
どんなところが印象的でしたか?
「様々な都市の暮らしの生活感だけを見て感じてましたね。国と国で全然違うじゃないですか。生き方が。
スペイン、バルセロナのシエスタから、イタリアはビービーとバイクのクラクションを鳴らしてるような悪ガキが大きくなったような大人しかいないし(笑)。
北に行けば、スウェーデンやデンマークは、皆、モデルみたいに綺麗だし。佇まいが洗練されて穏やかでマナーも良くて…。
特に思い出深いのがローマのレストランでの体験ですね。
ローマの大学の近くで真っ暗な道を歩いてて、ふと先を見ると明かりが灯るお店があって。他に何もないような場所なのですが、そこだけ吸い込まれるように人が入っていくのが見えて。
覗きに行くとローカルの方ばかりが楽しそうに座っているのが見えて。ここに入ろう!っと即決し入店して。
店内は、楽しそうにおしゃべりするイタリア人ばかり。キッチンでもワイワイ働かれてる人ばかりでした。
ピザを作るシェフはとても小さいのに、キッチンから出てきたシェフは象のように大くて、まるで笑劇場かと笑ったのを覚えてます。
興味津々に店を見回してると、さすがは、イタリア人。シェフの方々がキッチンに招いてくれてピザまで作らせてくれました。象のような方もとても優しくて。終始、楽しくて笑いが止まらなかったです。
こんな人気の無い場所にあるのに店に入れば、人の温かさと愉快さ、そして美味しさが溢れんばかりで、みんなが楽しんでる幸せな光景は忘れられませんでした。
他にも直感で歩いて回って運良く素晴らしい店にたくさにんめぐり会うことが出来ました。ローカルに愛され続けるような店ばかりを楽しみました。
そして様々な町で生きる人々の日常の生活を観察して、“どうやって生きるのが人生面白いんだろう”って、研究してましたね。」
↑善太さんのヨーロッパの旅中の1コマ。ローマのトラットリア・ピザテリアでいきなりキッチンに招待されピザ作らせてもらったそう!
「世界を旅して、その土地土地のローカルの方に触れ合い、一緒に生活して気づかせてもらったのは、それぞれに様々なカルチャーがあり、独自のアイデンティティーを持っているという事。
歴史であったり、カルチャー、価値観、食生活、美的感覚…、それぞれ人種、国によって違う事を実感すると同時に、僕たち日本人も他の国から見て特別なカルチャーを持ってる人種だと気づかされました。
旅先で出会う方々から日本はとても魅力のある国だと言われる事も多く、自分たちの存在を誇りに思えるようになりました。
そして、これから世界で生活をする中で自分たちが出来る事、したい事は何かと考えた時、日本そして日本のカルチャー、食、デザインを他の国の方々に紹介したいと思ったんです。
ある意味 勝手ながら僕たちは日本を代表して英語圏で日本の良さを自慢したい。日本の素晴らしさをより多くの人に楽しんでもらいたいと思ったんですね。
それで最終的にオーストラリアでお店を出すことを決意しました。」
なぜメルボルンに出店をされたんですか?
「大学の頃、アデレードで勉強しているとメルボルンが一番の都市なんですよね。
そして様々な国のカルチャーに溢れている。
ギリシャ、イタリア。あと中東も多いんですよ。北の方に中東の通りがあるくらい。インドの通りもありますし、面白い。もちろん中華街もありますし、中国ベトナム系の通りもありますし。
その頃から、僕達が足繁く通っていた味のある小さな名店がいっぱいあるんですよね。」
↑『CIBI』の周辺の町並み。奥様の恵美さんと。
その中でも特に、このコリンウッドという場所を選ばれたのは?
「旅から戻った最初の1,2年は準備期間として、僕は建築事務所で働きながらメルボルンの南側に住んでいたんですね。
メルボルンっていうのは北と南ですごく感じが違うんですね。
南はメジャーブランドが立ち並び派手な感じで商業的というか、アート性やデザイン的な面では物足りない部分があるかなと。
それに対して、この辺の北側はアートやデザインセンスの鋭い人が多い。
ストリートアートも北の方がいっぱいあるんです。
仕事的にもアーティストやデザイン系の人が多い。
僕らも感覚だけで、僕たちがやりたいことは北にある、店を開くなら北だって(笑)。
住んでもないのに勝手に決めてました。」
今は、この周辺はオシャレなカフェやショップを多く目にしますが、『CIBI』さんがオープンする前は本当に何もない住宅街だったとか?
「街全体は賑わってきましたが今でも店の周辺は、まだ閑静な住宅街です。
でも僕たちとしては、正にここが住宅街であるからこそ良くて。
少し先の大通りではなくて、ここ。
生活の中にあって、人と輪になれるみたいな。」
生活の中にある?
「そう、生活の中にあって、衣食住に関わる。
今だから言えますけど、当時、お店に住んでたんですよ(笑)。
自分たちの食事もここで作って(笑)。
お客さんにはわからないように。
来店したお客さんが、ここ家みたいだねとか言われて。
店の内装も自分たちで手掛けて。友達が来てペンキを塗ってくれたりたりもしましたし。
だからこんな感じなんですけど(笑)。」
そこから我が家のような温かい雰囲気が醸し出されるんでしょうか?
(インタビュー中にお客さんが話しかけてくる。)
「いつもこんな感じ(笑)。だから仕事にならない(笑)。」
(また別のお客さんが来て話しかけてくる。)
「こういうのも良いでしょ。どんどん人が来て。
全然仕事にならないっていう(笑)。
僕ら、スタッフみんな、お客さんと仲良しなんですよ。
それにお客さん同士もここでつながるんですよ。
いつの間にか仲良くなってて。
待ち合わせしてたわけじゃないのに、ここに来て“おお~元気?”みたいな。
そういうシーンをよーく目にしますし。
それからスタッフがお客さんと仲良くなれる。
その距離感っていうのもすごくいいですよね。」
地域のコミュニティの役割も担っているんですね。
「『CIBI』や『MINA・NO・IE』でよくイベントも開催します。
それは儲けどうこうという話ではなく、そこから色んなつながりが出来る。
そこから仕事につながるようなこともあるし。
お店の商品やサービスがお店に来てくれる人たちの日々の生活を楽しくしてくれたらいいなという思いで。
それがなけりゃ、何のために生きてるんだろうってなりますよね。
地域に根付いた地元の方々に愛されるお店をオープン以来目指してきましたが、幸運にも実現出来ていると自負してます。オープンしてほぼ9年が経とうとしてますが、1年目からずっと来てくれているお客様もたくさんいます。」
善太さんの考えるこれからの豊かさは?21世紀的なのとは違う理想の暮らしとは?
「道を歩いてて、みんなが知り合いみたいな生活が理想ですね。
挨拶はちゃんと出来るような。
そのコミュニティっていうのが大事だろうなと思ってますね。」
確かに。日本は、特に都心部においては、生活の中でそういうことが欠落してるように感じますよね。人が多すぎるというのもあるかもしれませんが。
「でも、なんか商店街的な所とか色々あるじゃないですか。そのエリア、エリアで素敵なコミュニティも健在するじゃないですか。
ざっくばらんというか。なんでもないことを会話できる関係を普通に作れてるといいですよね。
実は、僕たちは、これから東京にお店をオープンさせる予定です。
今、候補地を選んでいます。
東京は広いので、どこでもいいのかもしれないですけど。
住宅街密着型というのだけはこだわります。
『CIBI』や『MINA・NO・IE』で発信してきたライフスタイルを東京で提案していきたいと思っています。」
善太さんのお店が日本に出来たら、そこから周りに住んでいる人たちのコミュニケーションがどんどん変わっていきそうですね。
「そうなればいいですよね。周りに住んでいる人たちの交流が豊かになるというか。
僕たちのお店をそんな豊かな暮らしの一部にしてもらえたら嬉しいですよね。
やってる僕たち自身も絶対豊かになりますし。
東京にそういうお店がなかなかないのは、難しいのかもしれないですけど。
最近ではあんまりおせっかいになると怪しい人に思われちゃったりするし。
いや、でも全然人間ですから。人間同士なんですよね。みんな輪になれるような場所を求めていると思います。
それに応えていけたらと思ってます。」
メルボルンのお客さんたちが『CIBI』さんの商品や『MINA・NO・IE』さんの料理を絶賛する現場を目の当たりにして、改めて日本文化の素晴らしさと可能性を再確認しました。
日本人は逆輸入的なのに弱いですからね。
そして、ローカルな場所で奥様の恵美さんと二人でのスモールビジネスとしてスタートして成功されているのも大変興味深く思いました。
善太さんと恵美さんの東京への出店とっても気になります。オープンについて情報を入手しましたら、改めてMeLikeで紹介させていただこうと思います。
『CIBI』東京店が提案する“これからの豊かな暮らし”要チェックです。
コンセプトストア『CIBI』・カフェ『minanoie』オーナー
田中善太さん
コンセプトストア『CIBI』・カフェ『minanoie』オーナー
田中善太さん
1975年生まれ。幼少期をアメリカで過ごす。小学1年生から高校1年生まで日本で過ごす。
その後、オーストラリアの大学に入学。建築学科を専攻しドイツへも留学し建築を学ぶ。
2005年にメルボルンに移住し2008年に衣食住をテーマにコンセプトストア『CIBI』を妻の恵美とオープン。2012年には『CIBI』のフードプロジェクトとしてカフェ『minanoie』をオープンする。
現在、ギャラリー、レストランなどへのプロダクトをデザイン提供やオーストラリアの店舗への卸販売など、カフェ、物販を含め『CIBI』のコンセプトを多くの人々の生活の一部として楽しんでいただけるよう日々アイディアを出して経営をしている。