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旅する休職中サラリーマン。編集ひとりとぽっち
EVENT
2016.8.18

ラブフォーニッポンさんの熊本震災復興フェス 『GAMADAS 00』に参加してきました

編集ひとり

今回、2016年6月16日に熊本市崇城大学ボランティアビレッジで開催された、一般社団法人ラブフォーニッポンさん主催のイベント『GAMADAS 00』に参加させていただいた模様をレポートします。
 
6月16日は熊本地震本震が起きてからちょうど2ヶ月。
 
本震があった4月16日、私は『MeLike』の取材で沖縄にいました。
 
ちょうど4月末からの九州入りを予定していたところでした。
 
ゴールデンウィークということもあり、東京から観光で旅行に来る友人と九州で合流する予定でした。
 
しかし、震災が起き、とてもそんな状況ではなくなりました。

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↑2016年6月17日現在の熊本城の様子。
 

首都圏の友達には、この時期にわざわざ九州入りしなくてもいいのでは?という言われたのですが、予定通り九州に渡り、鹿児島県から取材の旅を続けました。
 
時間が経過する中、大きな地震が起こる恐れは低くなったものの、同時に、自衛隊の撤退も始まり、メディアの取り上げは極端に減り、熊本への世間の関心が低くなっていくのを感じました。
 
そんな時に、このイベントのお話をいただきました。
 
私一人が参加したところで、たいした力にはなれないかもしれないと思いつつも、
それまで2ヶ月近く九州に滞在しながら熊本に対して何も出来てなかったことへのわだかまりもあり、
このような取り組みを震災直後から真摯に続けている人達がいるということを伝えることに自分の役目があるのではないだろうかと思い、参加させていただきました。
 
 
実は、この前日に、イベント会場であるボランティアビレッジで、イベントにも携わっている一般社団法人チーム熊本の共同代表を務める竹明かり演出CHIKAKENの池田親生さんをインタビューさせていただいたのですが、池田さんへの取材のアポイント時には、イベントのことは知らなかったので、何か運命的なものを感じずにはいられませんでした。
 
 
この『GAMADAS 00』を発起した、一般社団法人 ラブフォーニッポンは、アーティストCandle JUNEさんが主催する支援活動団体。
 
彼らは、東日本大震災では、避難所や仮設住宅を訪問し、物資の提供や炊き出しを行い、地元の方々との交流を続ける活動を行っています。
 
今回、熊本地震でも、発災直後から現地に入り、地元協力者と連携をとりながら、状況に即した支援内容や対応策を検討し、避難所を訪問し、活動を行ってきました。
 
今回の取り組みは、あえて“フェス”と表現。
 
震災に遭った熊本で、フェスなんて不謹慎ではないかという見方もあるかもしれませんが、
ボランティアが激減する中、一般的な“音楽フェス”とは異なり、東京から参加したミュージシャン、ラブフォーニッポンスタッフ、現地で活動に従事するボランティアスタッフ、関係者とが輪になり音楽を聴き食事をし会話を交わし、これからの支援の在り方を考え士気を高め合えたらという思いから実現されたものなのです。
 

“GAMADAS(がまだす)”は、”頑張ろう”とか”精を出そう”という熊本の方言で、イベントタイトルにもそんな思いが込められているのです。
 
 

イベント当日、昼間は、避難所となっている熊本市総合体育館に炊き出しへ行きました。

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地元の飲食店ワンドロップさんからの食材提供をいただきカレーとスープがふるまわれ、
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熊本で人気のコーヒーショップAnd Coffee Roasters(アンドコーヒーロースター)さんも駆けつけ、コーヒーを淹れてくれました。
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避難生活を余儀なくされている方々の多くが、体育館や公民館といったプライバシーのないスペースで、日々の食事も、おにぎりや缶詰、冷たいお弁当などといったもの。
 

そんな中、凍てつく気持やつらい状況を少しでも緩和できたらと、“温かく”、“美味しい”食事を届けることを、ラブフォーニッポンのスタッフのみなさんは心がけているのだそうです。
 

お花をテーブルに飾るだけで、気持ちが華やぎます。

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食事ももちろんなのですが、JUNEさんたちの訪問を心待ちにしてるおじいちゃん、おばあちゃん、子どもたちにとって、何よりも会って話をするだけでとっても楽しそう。
 

みんなの表情が和らぎ、自然に笑顔がこぼれます。
 

この炊き出しに参加し、大変な時に大切なのは、何よりも人の心のつながりなんだと改めて感じました。

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©Hideki Shinagawa
 
 
日暮れと共に、熊本市崇城大学ボランティアビレッジへ移動。
 

JUNEさんのキャンドルとCHIKAKENさんの竹あかりに、参加者一人一人が火を灯しイベントはスタートしました。
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ライブは、
 

Dragon AshのATSUSHIさんのダンスと盲目のピアニスト木下航志さんの演奏のコラボによるパフォーマンス。
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©Hideki Shinagawa
 
若旦那さんのアコースティックライブ。
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TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美さんの演奏と続きました。
 

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この夜のために奏でられた魂のこもった音が会場中に響きわたり、みんなの心を揺さぶりました。
 
そして、CHIKAKENの池田親生さんを中心とするチーム熊本の復興ボランティアの取り組みについてのお話もありました。
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「この夜に集った全員が、今日のことを地元の熊本や東京に持ち帰って、身近な家族、や友人へ、それぞれの言葉で伝え、熊本への関心がもっと広まることを願っています。」とCnadle JUNEさんからもメッセージ。
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復興に向け、参加者みんなの心がひとつになる、とてもかけがえのない時間でした。
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建物や交通なのどインフラが早急に修復されていくことは大切なのだけど、こういった目に見えない部分を癒し回復するために、ゆっくりと時間をかけて行っていくことの大切さを実感しまいた。
 

『GAMADAS 00』のタイトル通り、まだ始まったばかりの“0”回目のこのフェスティバル。
 
来年、再来年と更なる発展をしながら続いていくに違いありません。
 
この記事を読んで少しでも熊本に関心を持っていただけたら幸いです。
 
また、この日、オフィシャルカメラマンとしてイベントを撮影してくださった、写真家の品川 英貴さんが参加するグループ展『旅する、熊本写真展』が2016年8月31日(水)から9月4日(日)まで新宿の全労済ホール開催されます。『GAMADAS 00』の模様を撮影した写真もいくつか展示されるそうですので、こちらもご覧いただけましたら。

PROFILE
編集ひとり

旅する休職中サラリーマン

編集ひとり

オーバー40にして、自らのワクワクに導かれるまま、長年お世話になっている会社を休職。Webメディアを立ち上げ、これからの豊かな暮らしを探求するため世界中を巡る旅を慣行中。雑誌『BE-PAL』(小学館)のWeb版『BE-PAL.net』(http://www.bepal.net/)にて記事を不定期掲載中。

ぽっち

旅するアシスタント

ぽっち

MeLikeの日本取材旅の最中に編集ひとりのリュックの中に紛れ込む。世界編からアシスタントとして大活躍する予定。一日の大半は寝ていて、鳥のささ身が大好物。