「塩尻には“女性(特に主婦)の在宅就労支援事業”のパートナーとして関わっています。
具体的には、弊社の主婦の労働力を活かしたセールス支援事業において
“テレマーケティング”や“テレアポ獲得”を塩尻の主婦の皆様にお願いしています。
うちの会社は“ノーメイク(すっぴん・ありのまま)で働ける仕事と環境を提供することで埋もれている才能を社会へ還元し、世の中の生産性向上に貢献する”というミッションを元に事業を展開中なのですが、この“埋もれている才能(働きたくても働けない)”が実は地方にこそ多く存在し、そこに解決すべき課題があることを塩尻市との取り組みの中から知ることができました。
その問題の理由はいくつかあるのですが、まず1つ目にそもそも仕事量が少ないこと。2つ目は自分の条件にあった仕事が無いことが主な理由です。
それを“都市部の仕事”を“地方”に持ってきて“在宅”でやっていただくことで、解決していこうという点で塩尻の方と意見が合致し、協業させていただくことになりました。
きっかけは都内で展開していた事業の案件が増えていくにしたがって、人手が不足し、都心で主婦の方に効率的にアプローチする手段が見つからずにいたところ塩尻市市役所の清澤さんに出会い。
塩尻市と弊社のニーズがうまくマッチするし、同じビジョンで働けると実感しまして。
塩尻の方、特に清澤さんは、“地域創生”に対する本気度とそれを体現する実行力、スピード感がすごくて。
ベンチャー企業の僕らとしては正直なところ、行政の方との協業に関して実現性に、意識の温度差のようなものを感じることが多かったのですが。
清澤さんにお会いし実際に試験的に取り組みをスタートしてみたら、都内の企業でもないぐらいの速さと熱量で物事が進んでいって。
例えば試験導入が決まって、案件準備を進める中で、1週間で10人の営業経験のある主婦の方を集めて欲しいという要望に、仕組みも整ってないタイトなスケジュールの中、即、応えてくださり。」
↑塩尻の主婦を対象に行われたテレアポ講習会の様子。
「我々も、もっと何か役に立てる部分が無いかとより考えるようになり、とても良いサイクルが生まれてきていると思います。
清澤さんはじめ、多くの方と仕事をさせていただいておりますが遠隔地での業務がこれほどスムーズに進むのは、塩尻の方の人柄による部分が大きいと感じています。
特に弊社の事業は在宅での就労なので、責任感の薄い仕事になってしまう方が時にはいらっしゃるのですが、塩尻では現状、ほぼゼロです。
また塩尻の取り組みとして、現場で働かれている方、一人ひとりまでその意識が浸透しており仕事への熱意のレベルが全員同一水準である点には、パートナーとして大きな魅力を感じます。
現在は“都内の仕事”を“地方”へという流れで取り組んでいますが塩尻で培った人材やスキームをベースとして、今後は“地方の魅力”を“都内”へという逆の流れをこのセールス支援事業の枠組みの延長で取り組んでいくことを考えています。
街が一丸となって、住んでいる人たち自らが自分たちの良さを売り込んでいくことで経済が回るような仕組みにしていければ、面白いのかなと思っています。
そういった意味で僕ら都心の人間と地元の人達をつなぐ宝山さんのような人間が現地に入ると、これからいっそう面白い展開が生まれるのではないかと期待しています。」
地元の方の熱意と深い理解、そして、支えあえる仲間のコミュニティがあれば地方での起業も夢じゃない!
豊かな自然に囲まれた古民家シェアオフィスでスタートアップなんてのも、これからの時代に、アリなのかもしれません。
“本当は新しいビジネス始めたいんだけど、東京じゃちょっと無理だよな~”なんて思っているあなた!塩尻市、一度チェックしてみてはいかがでしょう?
シェアオフィス『Enrei』の詳細は、2016年1月に公式サイトがオープンする予定とのこと。そちらをご覧いただけましたら。また改めて『MeLike』記事でも紹介させていただきます!お楽しみに!