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出たくてしょうがなかった地元が 自分らしく生きる理想の場所に! 長野飯田、くるみブラザーズの挑戦
くるみブラザーズ
胡桃沢理恵さん、知秀さん姉弟
くるみブラザーズ
胡桃沢理恵さん、知秀さん姉弟
理恵さん(姉)/1984年、長野県飯田市生まれ。大学では外国語学部英語学科を専攻。卒業後2007年にカナダへ留学。幼児教育に興味を持ち、帰国後、幼稚園教諭免許を取得。東京で子ども向け英会話講師を勤めた後、2011年まで商社に勤務。その後、都会生活に疑問を感じ、自分らしくいられるフィールドを求め、創業34年を迎える家業の製造業に携わることを決意。現在、家業の事業承継という課題を抱えながら、次世代に向けた組織作りに励む。そのかたわら、ライフワークとして飯田を拠点に地元の人と国内外からの来訪者をつなぐコミュニティ作りを目指す。
知秀さん(弟)/1987年、長野県飯田市生まれ。大学では政治学を専攻。発展途上国の経済について学んだことをきっかけに、2012年、インフラ系メーカーに入社。情報システム部門にて、販売・見積系システムの開発や生産管理システム再構築プロジェクトに従事。昨年8月、自由大学が主催する『CREATIVE CAMP in ポートランド』に参加。スタートアップの街、ポートランドで好きな事を生業とする人々と出会い、その魅力を実感。現在、会社勤めのかたわら、自分の原点である飯田市で地元と都会を結ぶコミュニティ作りを構想中。
BOOK
『20歳のときに
知っておきたかったこと』
ティナ・シーリング著
課題を解決するためには、まず限られた資源を最大限に活かすことであったり、問題をもっと大きな観点から捉えることであったり。普段は意識していない当たり前の行動の中に実は問題を解決する大きな可能性が隠れているということを学びました。そして、問題はチャンスだということも。著者の来日講演にも足を運んだので、より感銘を受けました。(理恵さん)
PEOPLE
発達心理学者・精神分析家
エリク・H・エリクソン
エリクソンが提唱する心理社会的発達理論を学んだ時に、「人間の行動なんて、所詮、何世紀も前から実証され決まっているのだ。物事はある法則の中でしか起きていないのだ。」ということが腑に落ち、目の前の悩みがちっぽけに思えるようになりました。それ以来、エリクソンの理論は物事を科学的に考えるバイブルとなっています。(理恵さん)
BOOK
『豊かさとは何か』
暉峻 淑子著
バブル期に出版され、当時の経済効率優先の社会に問題提起をした本ですが、本書で指摘されている問題は20年以上経っても根本解決されていません。
豊かさを追求する人が増えてきたのに、何故解決に至らないのか。自分の生活のあり方を見つめ直したい時に何度も読み返しています。(知秀さん)